DJI Mavic 3 Classcのデュアル制御モードの提供開始(講習機関・試験機関向け限定)に関するお知らせ

DJI Mavic 3 Classcのデュアル制御モードの提供開始

(講習機関・試験機関向け限定)に関するお知らせ

 

DJI JAPAN 株式会社は、過日ご案内しました弊社製DJI Mavic 3 Classic用の特別ファームウェア(講習機関・試験機関向け限定)に関しまして、この度、位置安定機能を解除する機能(ATTIモード)に加えて、二機の送信機(弊社製DJI RC Pro)を用いて機体を制御できる「デュアル制御モード」を実装した更新ファームウェアを、弊社代理店を通じて提供開始いたしました。

当初のご案内では、デュアル制御モードについて「二機の送信機(そのうち一機に優先操縦権を付与)を用いて操縦できる機能」とご説明いたしましたが、本モードで実現する機能の概要は、次のとおりです。

 

<デュアル制御モードの機能(概要)>

1.二機の送信機を機体へ接続すると、最初に機体へ接続した送信機に機体の制御権が与えられます。

2.制御権を持つ送信機で機体を制御している間、もう一方の制御権を持たない送信機では、必要に応じて、DJI Flyアプリ上の送信機切り替えアイコンをタップする、または、送信機の飛行一時停止ボタンを短く押すことによって、機体にブレーキをかけてホバリングさせ、機体の制御権を得ることができます。この際、制御権を取得した送信機の設定が機体の制御に適用されます。

3.このモードでは、一方の送信機が機体との接続を失うと、もう一方の送信機に制御権を引き継ぐかどうかの選択が指示されます。この際、制御権の引き継ぎが選択されなかった場合又は一定時間内に選択操作が行われなかった場合、全ての送信機が機体との接続を失いますが、この場合はDJI Mavic 3 Classicに標準実装されているフェールセーフ機能により、ホームポイントへの自動帰還など事前に設定した方法で自動的に危険を回避します。

 

本機能の実装により、例えば講習機関における操縦訓練において、受講者が一方の送信機(ATTIモードに設定)で操縦している機体が危険な飛行状態に陥った場合に、指導教官がもう一方の送信機(位置安定機能を全て有効に設定)を用いて機体にブレーキをかけてホバリングさせ、位置安定機能が有効な状態ですぐに操縦を交代するといった安全な訓練運用が可能となります。

ご不明な点がございましたら、弊社セールス窓口(jpn.sales@dji.com)までお問い合わせください。

 

ご参考:

DJI製カメラドローンのATTI及びデュアル・コントロールへの対応(講習機関・試験機関向け限定)に関するお知らせ(2023年3月23日、PR TIMES)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000257.000015765.html

 

以上