- 基本
- 1.Ronin、Ronin-MとRonin-MXの違いは何でしょうか?
Ronin-MXは、直接DJI A3フライトコントローラーと通信し、地上撮影と空撮の両方に対応できるように設計されています。Matrice 600に容易に取り付けが可能で、地上での手持ち型撮影から、空撮へとスムーズな切り替えが可能です。
RoninとRonin-Mの設計は地上での撮影に特化しています。そのため、空撮での使用は推奨していません。
Ronin-MXには、RoninとRonin-Mのすべての機能(3つの操作モード、内蔵レシーバー、リモートコントロール)が搭載されています。また、ジンバルの設定をコントロールするDJI Assistant 2とDJI GOとの互換性もあります。
- 2.M600とは何ですか?Ronin-MXを他のプラットフォームで飛ばせますか?
M600はA3フライトコントローラーとLightbridge 2を搭載した一体型の空撮システムで、Ronin-MXジンバルを搭載して飛行できるように設計されています。また、DJIのすべてのZenmuseジンバルおよびカメラとも互換性があります。
Ronin-MXは、A3以外のフライトコントローラーとは通信できません。そのため、Ronin-MXを他のプラットフォームに搭載することを推奨していません。最大の安定性は、M600を使用することにより実現されます。
- 3.Ronin-MXのケージ設計とRonin-Mの設計では何が異なるのでしょうか?ケージがあるほうが安定性はありますか?
いいえ、ケージがなくても安定性はあります。ケージのないRoninとRonin-Mは、地上での撮影に最適です。
ジンバルをフライングプラットフォームに搭載すると、動きが複雑になり、より高度な安定性能を必要とします。Ronin-MXのケージ設計は、カメラを上部と下部で固定することで、空撮時の安定性を向上させます。
- 4.Ronin-MXの安定性能はRoninやRonin-Mと比較してより正確で高性能ですか?
Ronin-MXはより正確で高性能です。Ronin-MXは高G環境や速度の変化が激しい環境(レースの撮影)での撮影でも、水平を常に保ち安定した映像を提供します。パイロットの操作は瞬時にフライトに反映されます。フライト中は、Ronin-MXはDJIのA3フライトコントローラーと直接通信し、常に機体の動きとシンクロしています。さらに、Ronin-MXのモーターはRoninやRonin-Mと比較してさらに強力で、撮影の動作ノイズも削減されました。
- 5.Ronin-MXの送信機の制御範囲を教えてください。
同梱の送信機と内蔵のDJI受信機を使用した場合、約100m~200mです。DJIトランスミッター以外のトランスミッターが必要な場合のD-busポートも備わっています。
- 6.Ronin-MXの最大積載量はいくらですか??
Ronin-MXの最大積載量は4.5kg(10ポンド)です。
- 7.Ronin-MXの重量は何キロですか?
ハンドルバーとバッテリーも含めて2.77kg(6.11ポンド)です。
- 8.Ronin-MXの制御可能な範囲はどのくらいですか?RoninとRonin-Mとは異なりますか?
地上で使用した場合、Ronin-MXの制御可能な範囲はRoninとRonin-Mと同じです。Ronin-MXをLightbridge 2と組み合わせて空撮で使用する場合、制御可能な範囲は最大で3.5kmです。
- 9.M600に搭載した場合、Ronin-MXに取り付けるカメラとレンズの最大積載重量は何キロですか?
M600の最大積載重量は6.0kg(13.2ポンド)です。Ronin-MXの重量は2.15kg(4.74ポンド 防振装置込み)なので、M600に取り付けた場合のカメラやレンズの最大積載重量は3.85kg(8.49ポンド)です。
- 10.3つの操作モードはRonin-MXでも使用可能ですか?
使用可能です。3つのモードも含めて、Roninシリーズのすべての機能がRonin-MXにも含まれています。Ronin-MXでも2台目の送信機の使用が可能です。
- バッテリー
- 1.RoninとRonin-MのバッテリーはRonin-MXでも使用可能ですか?また、Ronin-MXのバッテリーをRoninとRonin-Mで使用可能ですか?
可能です。Ronin-MXに同梱されているバッテリーはRonin-Mのバッテリー(1580 mAh)と同じバッテリーです。カメラや付属品の電源として、RoninまたはRonin-Mのバッテリーを2台目のバッテリーとしてRonin-MXで使用できます。
- 2.Ronin-MXのバッテリーはなぜ正面に位置が変更されたのですか?
空撮用プラットフォームで使用する際のバランス調整のために変更されました。後部のバッテリープレートはバッテリーアダプターを取り付けるためのもので、Ronin-MXへの電力供給用ではありません。バッテリープレートには、カメラや付属品用の電源として2台目のバッテリーを取り付けることができます。
- 3.Ronin-MXのバッテリーの持続時間はどのくらいですか?
Ronin-MXの1580 mAhバッテリーの持続時間は約3時間です。
- 4.Ronin-MXには後部のバッテリープレートが同梱されていますか?
同梱されていません。バッテリープレートはオプションになります。
- 5.2台目のバッテリーはカメラに何時間電力の供給が可能ですか?
カメラによってバッテリーの持続時間は変わります。4Kで収録可能なRED Ravenでは、4S 4350 mAhのRoninバッテリーは60分間持続します。
- 6.バッテリーの充電にはどのくらい時間がかかりますか?
約70分間です。
- カメラ
- 1.Ronin-MXはどのカメラと互換性がありますか?
Ronin-MXは、Ronin-Mと互換性のあるすべてのカメラと互換性があります。大型のARRI ALEXA Mini、RED Dragon、Red Raven、Canon 5Dや、PanasonicのGH4のような小型カメラまで、幅広いタイプのカメラで互換性のテストを行いました。
- 2.Ronin-MXがM600で飛行中、自分のカメラからどのようにしてライブビューを確認できますか?
ビデオのライブビューはDJIのLightbridge 2経由でお使いのモバイルデバイスに伝送されます。(M600に取り付けられた場合、カメラからLightbridge 2への短距離のビデオ伝送にはSRW-600が別途必要です。)SRW-60Gの短距離ビデオトランスミッターの代わりに、HDMIケーブルを使用して機体に直接Lightbridge 2を接続することができます。
- 3.カメラを取り付けるために追加の付属品が必要ですか?
カメラの重量と重心の位置により、追加の付属品が必要になります。
- 付属品
- 1.Roninグリップとは何ですか?どのように使用しますか?
DJIのRoninグリップは、Roninシリーズを手軽に地面に置いたり運搬するための付属品です。Ronin用のグリップと、Ronin-MおよびRonin-MX用のグリップの2種類のサイズがあります。
グリップが広いので、カメラマン間の手渡しが容易になり、ロングテイクに理想的です。使用していな時には、Ronin-MXを壁や車に立てかけられるので、Roninスタンドを使用することなく撮影をいったん中断できます。
- 2.SRW-60Gとは何ですか?何のためのものですか?
SWR-60Gは短距離のビデオ伝送(約10m)のために設計されています。ビデオデータをカメラからLightbridge 2へ伝送し、パイロットはM600からのライブHDビューを確認できます。さまざまな伝送用ケーブルを使用して、SRW-60Gをその他の用途向けに、短距離ビデオトランスミッターとしても使用できます。
- 3.リモートスタート/ストップとは何ですか?
DJIリモートストップ/スタートは、静止画のシャッターコントロールと、録画のスタート/ストップをリモートでコントロールするために設計された付属品です。Ronin-MXとM600での空撮で使用される場合、Lightbridge 2の最大範囲(3.5km)までカメラを制御することができます。
- 4.Ronin-MXに取り付けられた場合、カメラのフォーカスの制御は最大何キロまでですか?
DJI Focusと直接接続する場合、制御範囲は約100mです。
Lightbridge 2、およびフォーカスエクスパンションと合わせてDJI Focusを使用している場合、フォーカス/絞りは最大3.5kmの範囲まで制御可能になります。
- DJI GOアプリ
- 1.M600と使用する場合、DJI GO上でRonin-MXのSmoothTrack™とその他の設定を変更することは可能ですか?
可能です。M600およびインテリジェントフライトモードの制御だけではなく、DJI GOからリモートコントロールモード、カメラのライブビューの確認、Ronin-MXのSmoothTrack™の調整が可能です。カメラのプロファイルはさまざまなカメラ用に作成されているので(例:REDかDSLRカメラ)、カメラの交換の際に時間が節約出来ます。
- 2.M600を取り付けた場合、DJI GOからRonin-MXをどのように制御できますか?
DJI GOをM600およびRonin-MXと使用する場合、Lightbridge 2で他の製品を操作するのと同じ方法で使用可能です。