Master Wheelsは、超高解像度の光学式エンコーダーで微細な動きを検知。接続されているジンバルシステムに、その動きを伝えます。この技術により、極めて正確な再現性を実現しています。ホイールはステンレス製で、重量感とデザイン性を絶妙なバランスで調和させています。最先端技術を用いて、旧来型のコントローラーに新たな命を吹き込みます。Master Wheelsの各構成部品は、精密なCNC(コンピュータ数値制御)加工が施され、すべての映像制作者に正確で安定した操作性を提供します。
オペレーターは、人間工学的に優れたフィット感を感じながら、2つの制御モジュール間の角度を手動調整できます。また、直感的でインタラクティブな設計により、カメラ制御はかつてない使いやすさを実現しています。
それぞれのホイール制御モジュールには、ジンバル方向を制御する3ストップのトグルスイッチと、速度/滑らかさ/防振性を制御するダイヤルを備えています。さらに、メインコントロールのコンソールには、様々なボタン/メニュー/カスタム可能な3つのボタンがあり、機器ステータスをモニターしたり、設定を素早く調整したりできます。
Master Wheelsのモジュラー設計も特長的で、ホイールと制御モジュールをベースから取り外すことができます。これらをベースから取り外し、ケーブルで接続することにより、個別に使用できるので、スペースに制限がある撮影シーンでも自由に動くことができます。
Master Wheelsのデュアル周波数帯2.4GHz / 5.8GHz無線伝送システムは、最大3kmの長距離操作に対応しています。(日本国内では2.4GHzのみ利用可)また、有線接続にも対応し、わずか10ミリ秒の遅延(レイテンシ)を実現します。
さらに、どのような環境にも適用できるように、無線伝送モジュールも脱着可能。素早く取り外し、広い場所に設置することにより、強い信号を受信することができます。
同梱のレシーバーを使えば、Master Wheelsは、Ronin 2やRonin-Sと互換性を有することができます。また、S-BUS接続することにより、サードパーティ製のジンバルにも対応します。その他のデバイスにも、近日対応予定です。
メインコントロールのコンソールには、1/4-20と3/8-16のネジ穴を備え、モニターや動画伝送システムなど、さまざまな機器を取り付けられます。また、モニターや無線トランスミッターをCAN BUSポート経由で充電することもできます。Master Wheelsは、ベースプレートに取り付けられるミッチェルマウントも搭載しているので、三脚や車両などに接続し、思い通りのシーンを撮影できます。
映像制作者は、モーションコントロールで特定の動きを記録し、必要に応じてその動きを繰り返し再現できます。
Master Wheelsは、Ronin 2やInspire 2で使用しているTB50バッテリーを採用。最大18時間まで駆動可能なこのバッテリーには、自己発熱機能も備えているので、-20℃までの低温環境下でもパフォーマンスを遺憾なく発揮できます。
Classic Control, Reimagined
1.Currently DJI Master Wheels only support control of Ronin-S gimbal movements.
2.Tested in an environment with unobstructed wireless signal.