DJI のフライングカメラ「Phantom 4」が新時代に突入

 [2016年3月1日に、DJIより発表されたプレスリリースの翻訳版です。]

DJI のフライングカメラ「Phantom 4」が新時代に突入

障害物回避、ビジュアルトラッキング機能を搭載しよりシンプルな飛行を実現

無人航空機(UAV)技術で世界をリードするDJI は、より簡単にプロフェッショナルレベルの空撮を実現する先進のコンピュータービジョンとセンシング技術を搭載した初の一般消費者向けクアッドコプターカメラ(ドローン)「Phantom 4」を発表しました。

 Phantom 4 は、DJI の代表製品であるPhantom シリーズに、障害物感知システム、ActiveTrack(アクティブトラック)、TapFly(タップフライ)などの新たな機能が加わり、機体操縦や動画/静止画の撮影が簡素化されています。

「Phantom 4 の登場により、初心者でも自信を持ってドローンを飛ばせる時代に突入しました。私たちは、これら機能を組み合わせたドローンの出現を夢見てきました。そしてとうとうその日がやって来たのです」と、DJI 創業者兼CEO フランク・ワンは述べています。

Phantom 4 の障害物感知システムは、進行方向をとらえる2 つの光学センサーが障害物を感知し、飛行方向を確保しながら可能な限り衝突を回避し、機体が自動で迂回する機能です。システムが障害物を回避できないと判断した場合は、ユーザーが再度指示を出すまで飛行速度を落としながら停止、ホバリングします。障害物回避は、ユーザーが「Return to Home(リターントゥホーム)」を作動し、機体が離陸地点へ自動帰還する際の衝突リスクを低減させる場合にも機能します。

ActiveTrack テクノロジーにより、Phantom 4 は新たな領域に入ります。ユーザーは、iOS/Android 対応のDJI GO アプリがダウンロードされたスマートフォンやタブレットをタップするだけで、動く被写体を追尾し、常にカメラの中央に捉えることができます。ジョギングする人やダウンヒルを滑走する自転車を完璧にカメラに収めるには、アプリのActiveTrack モードを有効にするだけです。

Phantom 4 は、3D 映像を認識し、被写体が動いている間に形状や向きを変えた場合でも、継続して撮影するという自律学習機能を採用しています。ActiveTrack モードでもユーザーがカメラの動きを完全にコントロールすることが可能です。また、Phantom 4 が常に被写体をフレームの中央部に合わせるので、被写体の動きに合わせてカメラを動かすことも可能です。送信機の「一時停止(Pause)」ボタンを押せば、いつでも静かに前進を停止し、空中でホバリングさせることができます。

DJI GO アプリのTapFly を使えば、Phantom 4 の画面で目的地を2 度タップすると、その目的地まで障害物を回避した最適な飛行ルートを計算してくれます。別の場所をタップすると、初心者でもまるで熟練パイロットのようにスムーズな移動が実現します。

世界最高レベルの空撮向けに最適化された4K 映像デバイスであるPhantom 4 の4K カメラは、輪郭をシャープにし、色収差は改善され、視覚的な水準が向上しています。また、DJI の特徴であるDJI Lightbridge ビデオ伝送システムも搭載されているため、ユーザーは最大2km 先でもスマート端末を使ってHD やリアルタイムでカメラの映像を確認することができます。

デザインにおいては、DJI が開発したクアッドコプター のクラシックなスタイルはそのままに、優雅さと滑らかさ、航空力学的なラインを更に強調できるよう見直しました。フレームには、軽量の複合材コアを組み込み、安定感と敏しょう性を高めています。このコアは再設計したジンバルにも採用しており、一層の安定性と振動の軽減を可能にしています。重心位置を改善し、またプロペラがカメラに写りこまないようジンバルの位置を変更しています。

モーターの効率性、消費電力管理は改善し、新しいインテリジェントバッテリーを導入することで、Phantom 4 の飛行時間が約28 分まで延びました。これにより、更に長い時間を利用したプロフェッショナルな静止画や動画の撮影が可能になります。

Phantom 4 は、信頼性を念頭に開発しており、二重の慣性測定装置(IMUs)および内蔵デュアルコンパスを搭載しました。取り付けが簡単なプッシュ&ロックのプロペラを新たに採用したことで、より素早いプロペラの取り付けと固定が可能になりました。

Phantom 4 は、高性能および使いやすさに加えて、楽しむことも考慮に入れて開発しています。新機能の上級者向け「スポーツモード」は、ドローンでレースをしたらどんな感覚かを味わうことができます。このモードでは、時速72km で飛行することができます。また、他のモードに比べてより迅速に上昇・下降します。「スポーツモード」で機体を加速化したことにより、様々な場所へ早く到着し撮影することができます。これまでは捕捉することが出来なかった高速のダウンヒルスキーヤーを追尾撮影できるようになります。

「使いやすさもさることながら、Phantom 4 がDJI テクノロジーの比類ない高性能の機体だということも忘れてはなりません。」シニアプロダクトマネジャーのポール・パンは述べています。

Phantom 4 の価格は、189,000 円(税込み)。 詳しくは以下ウェブサイトをご覧ください。
https://www.dji.com/jp/product/phantom-4

製品の画像はこちらからダウンロードください。
http://bit.ly/24yATFE

製品紹介動画は、こちらからご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=5KDL_wU0xQg&list=PLA0KLDsZILv3Inyx7gD-X4ZYq1tbNj6wW

 Phantom 4 主要機能とスペック

 DJI について

DJI は、プロ、アマチュアユーザーのために、革新的なカメラ技術を開発、製造しているグローバルリーダーです。リモートで操縦できるヘリコプターに情熱を傾けるスタッフにより創業、運営されており、飛行制御技術と手ぶれ補正の分野におけるエキスパートです。世界中のクリエイター、イノベーターが空撮を行う際に、使いやすく、安全な商品を作ることをミッションとしています。営業拠点は北アメリカ、ヨーロッパ、アジアまで拡大しており、 世界100 ヵ国のユーザーが、映画、広告、建設、消防、農業、その他多くの産業分野においてDJIの商品を愛用しています。

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