Zenmuse H20N のサポート

Zenmuse H20Nは、IEC60529基準における保護等級レベルIP44を満たします。（注：この保護等級は永久的なものではなく、長期間の使用や損耗により低下する場合があります）
• 取り付ける前に、表面やジンバルコネクターが乾いていて水分がない状態であることを確認してください。
• ジンバルが機体にしっかりと装着されており、SDカードスロットのカバーがきれいで、しっかりと閉じられていることを確認してください。
• SDカードスロットのカバーを開ける前に、ジンバルの表面がきれいであることを確認してください。

MP4フォーマット（H.264コーデック）に対応しています。

ナイトビジョン（可視光）カメラは、20倍ハイブリット光学ズームと最大128倍のデジタルズームに対応しています。サーマル（赤外線）カメラは、最大32倍のハイブリッドズームに対応しています。

サーマルカメラが2倍や4倍のズームを使用する時の測定精度は、±2°Cまたは±2%のうち、値が大きい方になります。（室温25℃、無風状態のラボ環境下にて、黒体から5 m離れた状態で測定）
8倍ズームまたはそれ以上の倍率のズームを使用する時の測定精度は、±5°Cです。（サーマルカメラで8倍ズームまたはそれ以上の倍率のズームを使用する時の最小焦点距離は35 mです。この距離で温度測定をする場合、測定精度は環境の影響を受けやすく、精度が下がる可能性があります。）
注：黒体の放射率レベルには幅があり、また、環境によって温度測定に影響があります。上記の測定精度は、ラボ環境下での黒体で検出した精度を表しています。

高利得モード：比較的狭い温度測定範囲（-20℃〜150℃）で測定し、高画質で表示されます。
低利得モード：比較的広い温度測定範囲（0℃〜500℃）で測定し、低画質で表示されます。

スポット測定とエリア測定の2種類の測定方法があります。

Zenmuse H20Nのモデルは、1種類のみです。サーマルカメラ（広角）の焦点距離は12 mm (f/1.0)、35mm判換算で53 mm相当、DFOV（対角視野）は44.5°です。サーマルカメラ（望遠）の焦点距離は44.5 mm (f/1.2)、35mm判換算196 mm、DFOV（対角視野）は12.5°です。

DJI熱分析ツール（DJI Thermal Analysis Tool）を使用して温度を測定することができます。

Zenmuse H20Nのスマート ナイトシーン補正使用中、カメラはレンズのIRフィルターに切り替えて、ISPパラメーターを調整します。同時に、低照度で撮影した映像をアルゴリズムを使って自動補正するため、低照度環境下でもクリアな映像を確認できます。

最大128GBです。UHS-I スピードクラス3のmicroSDカードを使用することをお勧めします。

現在、DJI Pilot 2.0の最新のAndroidバージョンにのみ対応しています。

Matrice 300 RTKに対応しています。機体および送信機の両方のファームウェアを、最新版に更新してください。

1. カメラレンズを高エネルギー源（太陽、溶岩、レーザービームなど）に晒さないでください。レンズが観測している対象物の温度が800℃を上回る場合、赤外線検出センサーが高温になり、回復不能な損傷が生じる場合があります。
2. 直射日光に当たる場所、換気の悪い場所、ヒーターのような熱源の近くに製品を置かないでください。
3. ジンバル＆カメラの電源オン／オフの操作を繰り返し行わないでください。電源をオフにした後は、30秒以上たってから再起動してください。30秒以内に再起動すると、製品寿命に影響する恐れがあります。
4. 使用中にmicroSDカードの抜き差しをしないでください。
5. 手でレンズの表面を触ったり、鋭利なものでレンズの表面を擦ったりしないでください。撮影した映像の画質に影響する恐れがあります。
6. 柔らかく乾いた清潔な布でカメラレンズの表面をきれいにします。アルカリ性の洗剤は使用しないでください。
7. カメラを収納ケースに収納し、乾燥した換気の良い場所に保管してください。

H20Nには、2つの可視光カメラ（広角＆ズーム）と2つのサーマルカメラが搭載されています。可視光カメラには、低照度環境での撮影に適したセンサーが搭載され、サーマルカメラは、ハイブリッドズームに対応し、さらに遠くを観測できます。

1. アプリ画面の2画面連動ズーム用のリンクボタンを長押しして、可視光カメラとサーマルカメラをリンクします。
2. カメラがリンクされると、[ズーム（赤外線サーマルカメラ）]の表示が消えます。[+]/[－]ボタンを使うと、2つのカメラが連動したズーム操作を行います。
3. 2画面連動ズーム用のリンクボタンを再度押すと、連動モードを終了します。